福岡市博多区「八仙閣 本店」 ハーフサイズの提供や社内の取り組みで食品ロスを削減(2023年10月27日)

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福岡市博多区「八仙閣 本店」

1967年に福岡市博多区店屋町に誕生し、55年以上博多で愛される中華料理の老舗「八仙閣」。日常の食事から会食、宴会、ウェディングまで、さまざまなシチュエーションで伝統の味を楽しむことができます。今回は、「八仙閣」で食品管理を行う企画営業部管理グループの三浦博之さんに食品ロス削減への取り組みについて聞きました。

写真:企画営業部管理グループの三浦博之さん

「八仙閣」では、どのような食品ロス削減の取り組みを行っていますか。

中華料理には、大人数でたくさんの料理を囲んで食事を楽しむというイメージがあるかと思いますが、当店では食品ロス削減の取り組みの一環としてメニューの見直しを行っています。例えば、本店のメインダイニング「彩虹(ツァイホン)」では、メニューの一部でハーフサイズを取り入れたり、1皿のポーションを減らしたりして、お客さまのニーズに合わせて料理を選んでいただけるように工夫しています。少しずついろいろなものを楽しみたいという方にも、もう少し追加して満足したいという方にも好評をいただいていますし、食べ残しが減ったという声もスタッフから上がっています。

写真:八仙閣のメニュー

過去には今宿店で「こども食堂」を実施しました。今宿店に加え周辺の飲食店から賞味期限が近い食材などを持ち寄って調理し、コロナ禍でしたのでお持ち帰りとして配布しました。今後、「こども食堂」は本店などでも検討を行っており、地域貢献と食品ロス削減に繋げていきたいと思っています。また昨年は、社員の利用数の予想が難しく食品ロスの一因になっていた社員食堂を廃止しました。スタッフの食事は、余った食材などを有効に活用した賄いに変更しています。

廃棄となってしまった食品はどのように処理していますか?

リサイクルを積極的に実施しています。調理工程で出る廃棄物や食べ残しなどは専門の業者に回収を依頼して、飼料としています。また、使用済み食用油もリサイクル業者に依頼し、さまざまな製品に再利用されています。費用はかかりますが、ただ廃棄するのではなく新たな価値を生むものに変える選択が、環境への貢献や持続可能な未来のためになるのではないかと思います。

今後の取り組みについて教えてください。

当店がお客さまに適量を選んでいただけるようなメニューを整えることはもちろん、さまざまな取り組みをお客さまに知っていただき、さらなる食品ロス削減に繋げていきたいと思っています。

写真:店内の様子
写真:八仙閣本店の外観

八仙閣 本店

住所:福岡市博多区博多駅東2-7-27
電話:0120-489-451(予約専用受付)
URL:八仙閣のHPはこちらから(外部リンク)

八仙閣 今宿店の店舗情報はこちらから(外部リンク)